第11話 7/25-おい三陸
明くる日(7/25)、目が覚めたものの雨はさらに強い模様。
身の回りをがさごそとしていると、なんとも湿っぽい。
…床下浸水してますよ〜!!…
#2話で少し触れましたが、私のテントはフライシートだけの1層構造。
で、かつここまで本格的な大雨は初経験だったので、やられちゃいました。

とりあえず、とりあえず、…逃げ道もないし、うーん、
…そうだ、炊事場にテントごと待避!

まずは荷物を順々に移して、そしてテントをばらしもせず移動。
#世の中には家屋をそのまんまン十mも移す職人もいらっしゃいますが、
 気分的にはそんな感じ。
気晴らしに持ってきたPalmは中破。メモリーが吹っ飛んだらもう遊べません。
心身共に湿りきったなか、飯を食べていたら、ファミリーキャンパーがやってきたが
夜には退散していきました。そりゃそうだ、大雨強風警報だもの。
そしてこんなに連泊するとは思ってなかった私の食料は、
米と梅干しだけになっていたのでした。

翌日(7/25)は多少雨足が弱くなる。でもこうなると止むまで動くものかと
変な意地がわいてくる。連泊決定。
<数日の生活パターン>
飯→ラジオ→寝る→(左に戻る(爆)
心身共にみるみる衰弱していきました。
いやー久々に死ぬかと思いました。個人的には2年前の京都以来(意味不明)。

夕方になると管理人さんがやって来た。昨日は大雨で来なかったから、
今日は2日分払わないと…
私「あの、昨日も泊まってたんですけど」
管「ふーん。…今日の分200円ね
なんておおざっぱらかな管理人さんだ〜(^^;

悲劇はまだ終わりません。なにせ翌日の2003年7/26日は、
皆さんもご存じのあの日なのですから…つづく