第22話 7/31-芭露
7/31はまだ終わらない。佐呂間湖畔には
芭露駅という、廃線後の無人駅があるそうだ。
いまでは無料の宿泊施設として町に管理されてるそうな。
特に看板も何もないので一度素通りする。が、
「あれ、もしかして今の…」
と戻ると案の定芭露駅でした。

ほんとに駅です。ちっちゃくてかぁいい感じの。


駅の裏にはホームと線路が少し残ってました。
線路の上を走っていくなんてキノの旅みたいだ(を


中の写真その1。駅員室が4畳半くらい。それ以上泊まれるよう
待合い側にも畳が敷いてある。


中の写真その2。テレビと流し台。至れり尽くせり。
テレビの下の金庫は…
某UFO寮のGel幹部屋のと一緒だぁ!(爆
#某UFO寮の:おそろしく重く、また鍵も複雑な金庫。
 屈強な男4人でないと持ち上がらないとか、
 Gel幹部屋の床が抜けかけているなどの逸話をもつ。

すぐそばにスーパーもあったのでウロウロしてると、
軽のワゴンで芭露駅に来る人が。なんと沖縄ナンバー。
この人は沖縄から軽で北上してきたそうで、鮭のみそ汁をご馳走になる。
私が芭露駅に戻る前から1人では食いきれないほどのみそ汁を
作ってらっしゃった。その後はその方の海外の経験談を聞く。
しばらくするとその人(名前忘れた)は虫がたまらないと
軽に戻っていく。私は駅に置いてあった漫画「シャカリキ」と
「いいひと。」とを読み漁る。気付いたら空が白み始めたので(馬鹿
「もう一泊しようかなー…」などと思い始める。

が、体はしっかり朝に目が覚め、私に語りかける。
天気もいいのにダラダラしてられないぞ!
つづく